2月26日、2025年度施政方針への会派代表質問で登壇しました。
小美濃市長就任から1年を振り返り大きく2点、基本姿勢を大きく2点、基本政策について大きく11点、質問合計33点の質問をしました。
仮議事録が届きましたので、質問と答弁の一部を以下掲載します。
全内容は、後日正式な議事録が市議会ホームページにアップされますので、そちらをご覧ください。
小美濃市長への代表質問は初めてでしたが、持ち時間50分があっという間でスムーズに終わったという感想。
質問終了後、とある他会派の議員さんから、蔵野さんは結構なツッコミ系だよね~(笑)と言われました(汗。
繊細そうな小美濃市長には、松下市長の時よりは、随分丸くしたつもりなのですが(笑)
わかる方にはわかるのか、抑えていても溢れ出てしまうのか、私のツッコミ魂…
発言を文章にすると、至ってノーマルな感じなのですが、、、
傍聴にいらしていた土屋元市長・元衆議院議員と、後日とある新年会でお話した際、「実際に傍聴しないと空気感がわからないからね」とおっしゃっていましたが、そういうことなのかな??

明日から予算委員会がスタートし、委員として質問します。
6日間に及ぶ長丁場となります。

くらのえみこ代表質問 一部抜粋
第二次調整計画について
【質問】「年金プラス5万円」等、市長選時の公約表現について市議会で一部物議を醸したものの、第二次調整計画を策定することで、公約の意図に沿った方向性が明記され、公約と長期計画のズレを修正する取組がなされた。第二次調整計画の策定は市政始まって以来初めてであり、市政運営の一つのモデルとされていくことと評価をしている。第二次調整計画策定の経緯や苦労、課題等を伺う。
【答弁】苦労としては、イレギュラーで前例がなく、短期間での策定の必要があったことである。
教育長の不在について
【質問】2度にわたる教育長人事の失敗、それに伴う約1年間の教育長不在の事態は、多くの市民に新市長体制と本市の教育体制への懸念を引き起こした。教育長不在1年間の教育行政をどのように運営されてきたか、また、本市の教育にどのような影響が生じたか。教育長選任に関する2025年度の展望について伺う。
【答弁】教育長職務代理の下、教育委員の皆様の御尽力により、本市の教育行政を支えていただいた。教育長の任命に関する議案については、現在上程に向けて鋭意準備を進めている。
多様な職員採用・育成について
【質問】これまでの市長答弁より、新卒職員採用には苦労されながらも、情熱を持っていられる様子が伝わってくるのだが、2025年問題によるビジネスケアラーの増加、人材不足、世代間格差等の課題解決を含めた、多様な職員採用・待遇における考えを伺う。
【答弁】会計年度任用職員等を含めた様々な働き方による給与体系や待遇等が複雑化をしている。2025年度の1年間で、しっかりと整理したい。」
就職氷河期世代の採用について
【質問】政府は2019年より、就職氷河期世代支援プログラムを取りまとめ、成果を積み上げる旨の方針を定めている。内閣官房就職氷河期世代支援推進室によるSNSでは、積極的な企業説明会や採用情報の発信をしている。東京23区の区役所でも、就職氷河期世代枠での採用が始まっている自治体もあり、人口が多いことから納税者の増加につながることも期待されている。このような社会状況の中、本市の「人材育成基本方針2024」から就職氷河期世代支援の記載が抜けたことは、時代に逆行していると考えるが見解を伺う。
【答弁】定年延長が行われていることや有益で多様な人材を確保していくためには、引き続き検討していきたいとは考えている。
災害用携帯トイレについて
【質問】携帯トイレの無料配布への予算が組まれる等、災害時のトイレ対策に力を入れる旨の記載を大変心強く思っている。2021年10月に実施した市民防災意識調査において、携帯トイレを家庭内に3日分以上の備蓄をしている割合は32.5%、備蓄の目標値を50%と設定しているが、目標値の根拠を伺う。
【答弁】市民防災意識調査の結果から、避難者を6割以上減少させるという武蔵野市地域防災計画の減災目標に基づき、備蓄の目標値を設定した。一人でも多くの市民に携帯トイレを備蓄していただけるよう、引き続き啓発活動に努めたい。
学校長期休業中の学童クラブの弁当配食
【質問】本市では2024年度に試行実施が始まったが、現状の課題と、25年度には市12の学童クラブ全てで試行実施を行うのか、26年度には事業として正式にスタートできる見込みか伺う。
【答弁】課題として、各学童の進捗状況がまちまちであり、足並みをそろえて行うことの難しさや、支援員の業務負担、アレルギー対応等があると考えている。2025年度は、保護者立会いなしで実施するクラブ数を増やしたい。25年度の試行を踏まえ、26年度には事業として実施できるよう検討していきたい。
高齢者の就労について
【質問】市長公約の「年金プラス5万円」の具現化として第二次調整計画に「シルバー人材センターの体制の充実」が記載されたことを考えれば、就労を希望する方が月5万円程度の収入が得られるセンター体制を目標設定するべきと思うが、見解を伺う。
【答弁】1日5千円くらいの報酬、週3日、月12日勤務として、月6万円程を目安に想定し、シルバー人材センターの事務局機能を強化していきたい。
医療体制について
【質問】二次救急医療を担う病院の経営が、都内をはじめ全国的に大変になっている中で、吉祥寺南病院の継承を検討する医療法人が出ていることは、ありがたく思っている。熱意ある病院事業者が今回のように出た場合、自治体としてどのような支援を行うべきと考えるか伺う。
【答弁】年間三百数十床の病床数が吉祥寺地域から減少していることを考えると、二次救急病院の誘致は、武蔵野市にとって喫緊の課題である。通常時の民間病院に対する支援とはまた別に、東京都にできるだけ早く認可されるよう市からもお願いすること、建設地の地区計画の見直し等、今後出てくると思っている。
障害者の住まいについて
【質問】市長は市議時代の一般質問において、障害を持った市民が住み慣れた地域で生活を続けられることについて質問をされた。市長選の公約にも「障害者には、就労、住まい、社会参加を」とある。2025年度には住まいに関する新規事業はないとのことだが、市長となり新たに感じている課題や抱負等を伺う。
【答弁】2023年の議員最後の質問では、支援施設やグループホームが最後の住みかではなく、そこから新たに民間のアパートや民間住宅に地域移行という形が本来あるべき姿ではないかとの質問をしたと記憶をしている。
一番の課題は、民間のアパート暮らしをフォローするヘルパーさんが不足していることである。人材を養成し増やしていくことが、将来的に障害をお持ちの方の地域移行につながると考えている。
八潮市の道路陥没事故を受けた、下水道管理の見直しについて
【質問】①耐用年数に達していない下水道管の破損が原因と見られている八潮市の事例から、本市の下水道ストックマネジメント計画の点検サイクル等の見直しの必要はないか伺う。
②八潮市の事故後、国土交通省は被害が拡大する可能性のある大型下水道管の緊急点検を要請している。大型下水道管は市の管轄外ではあるが、緊急点検の状況はどうなっているか伺う。
【答弁】①事故を受け、本年2月に下水道管渠の通常清掃業務に加え、点検作業も実施している。武蔵野市下水道ストックマネジメント計画に基づいた修繕・改築を実施しているが、今後の国の動きを注視し見直し等検討していきたい。
②口径2mを超える下水道管渠の点検準備を進めている。女子大通り道路下の大きな下水道管渠は、2018年までに更生工事を完了、昨年度の点検にて異常がないことを確認している。
以上
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