俳優 中村敦夫さんの朗読劇「線量計が鳴る」に伺いました。
朗読劇ということで、比較的エモーショナルな公演かなと思っていましたが、
福島被災地の男性の視点での朗読は、むしろ客観的・多角的で専門用語の解説も交えながらのもので、
約1時間30分の朗読で、原発事故の全体像を把握できる作品でありました。
子どもの頃、福島に住んでいたという中村さんの福島弁の朗読はリアリティがあり、内容がすっと頭に入ります。
日本は国全体が原発というカルト宗教にはまっていたという話。恐ろしくなりました。
原発に頼らなくても電力は足りているという事実をもっと知っていただきたいと。
一方で、明るいお話もありました。
中村さんは、細々と公演をしようと思っていたようですが、全国各地からの公演依頼がきて、滋賀では460名の会場が満席だったとか。
3.11を経験して日本もようやく目が覚めてきたという希望が見えてきたと。
中村敦夫さんと地元の菅直人衆議員のトークショウもあり(残念ながら14日はないそうです)、3.11直後の話を伺うこともできました。
中村さんは、1998~2004年に参議院議員でいらしたこともあり、当時のリアル話も。
立憲民主党が原発ゼロをはっきり掲げたことは期待しているとおっしゃっていただきました。
また菅元総理からは、立憲民主党になったことで原発ゼロへの活動が進めやすくなった(民主党・民進党の時はゼロには反対の議員もいたため)とのお話がありました。
4/13、4/14の二日間、武蔵野芸能劇場にて公演。
本日は会場満席で、当日キャンセル待ちの列ができていました。
明日もチケット完売ですが当日キャンセルがでれば鑑賞可能だそうです。
Comments